私の職場では、新型コロナの影響で時差出勤を取り入れています。
私も30分の遅出出勤を続けていますが、昨年の夏ごろから、新しくできた30分を活かして朝散歩を始めました。
今回は、朝の散歩をしてよかったことや、2年間続けてきたメリットを紹介したいと思います。
はじめに
2021年は、新型コロナウイルスが蔓延して中々収まらない状況が続いていました。
そのため、私の職場でも、通勤時間の分散を図るために時差出勤制度が導入され、私も30分だけ遅出にして時差出勤を開始しました。
ほとんどが車通勤なので効果はないのですが、みんなが一律に実施しないといけないので、仕方がありません。
最初のころは、出発までの時間、テレビを見て過ごしていたのですが、出かける時間が近づくと眠くなって仕方がありませんでした。
ちょうどその時に、「精神科医が教えるストレスフリー超大全」樺沢紫苑著(ダイヤモンド社)を読んでいたものですから
出勤までの30分を利用して朝の散歩をしようと思いつきまして、毎朝、朝ご飯を食べる前に、近くの神社まで行って朝の散歩+参拝をすることにしました。
この本には「人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト」が詳しく掲載されていますので、気になった方はチェックして見てください。
そこで今回は
2021年9月から2023年8月までの2年間
朝の散歩を毎日続けてきた結果
良かったことや気が付いたことなどを報告したいと思います。
朝の散歩の効能とは
その前に、朝の散歩をすると、どんないいことがあるのかを紹介します。
先ほど紹介しました「精神科医が教えるストレスフリー超大全」では、
『朝起きてから1時間以内に15~30分の散歩をする」とセロトニンが活性化し、
体内時計がリセットされ、
「副交感神経」から「交感神経」への切り替へがうまくいき、
律神経が整えられる』のだそうです。
『朝散歩は、メンタルにおける最強の健康法』と言われていますので、朝の散歩をすることにより、ストレスフリーな人になり、心も体も元気になっていくのではないかと思います。
朝の散歩(30分・3,000歩)コースを紹介
私の家の近くには、歩いて10分ほどのところに神社があります。
お正月の初もうでや秋のお祭りシーズンには結構にぎやかになるのですが、普段は静かで閑散としています。
そこで、朝の散歩コースとして、神社で参拝して帰ってくることにしました。
また、単に同じ道を行って帰るのもつまらないので、帰りは川沿いを通って帰るコースにしてみました。
すると、時間は25分になることがわかりましたので、しばらくこのコースで散歩をすることにしました。
それから1か月ほど経ったころです。
実際に何歩歩いているのか気になりまして、携帯の万歩計で図ったところ、2,500歩歩いているということが分かりました。
自分ではもっと歩いていると思っていたのですが、思ったほど歩いていないことに気が付きました。
そこで、もう少し歩数を伸ばそうと思い、川沿いの道を少し下ったところにある駅前まで行って帰ってくることにしました。
散歩の時間も5分伸びて30分となり、歩数も3,000歩と、切りのいい数字になったので、今はこのコースに変更して朝散歩を続けています。
また、土日は通勤時間を気にしなくてもいいこともあり、元気な時は港の方まで歩いていくコースに挑戦しています。
そのため、散歩の時間は50分で歩数は5,000歩になります。
2年間の歩数の推移(職場の異動で1.5倍に増加)
2021年9月から2023年8月までの2年間の月ごとの1日平均歩数をまとめてみました。
当然、朝の散歩以外の歩数もカウントしており、携帯を忘れたときの歩数はカウントされていませんので、参考程度に見てください。
2年間の平均を見ると、毎日5,445歩を歩いていました。
車通勤の2022年3月までは4,429歩でしたが
転勤で電車通勤となった2022年4月からは平均6,184歩で、約1.5倍の歩数になっていました。
朝の散歩で分かった4つのメリット
2年間、朝の散歩を続けてみて分かったメリットを4つ紹介します。
- 1日のリズムが整う
- 午前中のモチベーションアップ
- 神社参拝で感謝の気持ちが芽生える
- 新しい趣味ができた
1日のリズムが整う
朝の散歩を始める前までは6時過ぎに起き、しばらくぼおっとする時間がありました。
散歩を始めてからは、ぼおっとしながらも、着替えて頭をセットし、玄関を出ているので、家を出発するころにはシャキッと目覚めて元気に散歩に行くようになりました。
夜は、これまでは11時30分頃に寝ていたのですが、散歩をするようになってからは、10時を過ぎるころから眠くなり、11時には布団に入るようになりました。
そして、布団に入ると10分後には眠りについているようです。
妻からは、「ガーガー」といびきがすごい!と言われますが。。。
なので
夜更かしをすることが減って、床に着くとすぐに眠れるようになったので、睡眠と起床のリズムが整ってきたと感じています。
午前中のモチベーションがアップ
これまでは、仕事の始業チャイムが鳴っても、仕事のスイッチが入らないまま、1~2時間が経過していました。
今は、朝、仕事に行く前に散歩をして運動をしてから出勤しているので、始業チャイムの前から目がスッキリ覚めている状態で、午前中のモチベーションアップにつながったと感じています。
ただ、今は1時間かけて電車通勤しているので、職場に近づくころには眠くなってしまい、始業チャイムが鳴っても仕事のスイッチが入らない状態になってしまいました。
これは、朝の散歩の弊害ではなく、通勤電車の弊害によるものでしょうか。
今は、通勤中にKindle本を読むようにしていますので、以前よりはシャキッとしてきたかなと思います。
神社参拝で感謝の気持ちが芽生えた
今まで神社へは、年に1回、初もうでに行くだけでしたが、毎日、神社へ行ってます。
今日も散歩をして参拝することができたことへの感謝の思いがわいてくるようになりました。
今までは、神社での参拝というと、「願い事」しかしてませんでした。
でも今は、日々、元気で参拝できていることに対する感謝の気持ちを持って参拝するようになりました。
私の参拝方法について、紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
新しい趣味ができた
これは、副次的効果ですが、朝の散歩を始める前にカメラを買い替えたことで、朝の散歩のお供にカメラを持参するようになりました。
そして、散歩中に出会う生き物を撮ったり、雲や朝日などの風景写真を撮ったりすることが楽しくなり、50歳を過ぎて、私の新たな趣味が一つできました。
朝の散歩の新たな効果が実証された?!
朝の散歩に限らず、健康を保つために、1日1万歩を歩くことが推奨されています。
また2022年3月には、米国などの国際チームが
「60歳以上では1日6千歩、それより若い世代でも8千歩を歩けば死亡リスクが半減する」
との研究結果が発表されました。
出典元:2022年3月9日中国新聞デジタルより一部抜粋
現在、定年前の私は、毎日6,184歩を歩いているので、このまま続ければ、死亡リスクが半減するかもです。
無理をしない程度に続けていきたいなと思います。
まとめ
そんなこんなで
コロナの影響で時差出勤をするようになって始めた朝の散歩。
初めは、眠気覚ましに続かなくてもいいかなという軽い気持ちで始めたわけなんですが、毎日、朝の散歩をすることによって、心も体も「元気」のスイッチが入って一日がスタートできるようになりました。
2年間続けてみて、さわやかな晴れの日だけでなく、寒い日も雨の日もありましたが、それはそれで季節の移ろいや自然の厳しさなどを肌で感じることができました。
また、神社での参拝を通じて、日々、「お天道様」に見守られているような、厳かな気持ちを持つことができるようになりました。
皆さんも、ちょっとだけ早起きして、10分でも20分でも、朝の新鮮な空気を吸いながら、散歩をしてみたらいかがでしょうか。