タバコを止めたいのにやめられない!
どれぐらい我慢すればタバコをやめられるの?
簡単にタバコを止めることができる方法を知りたい!
タバコを吸っている人でも、できればやめたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
私も、元喫煙者なので、タバコを吸いたい気持ち・タバコをやめたい気持ちがよく分かります。
どこに行ってもタバコが吸える場所を探さないといけない
そんな生活からおさらばできる方法があったら知りたくないですか?
今回は、私が10年以上前に実践した、「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」という本を実践して禁煙に成功した事例を紹介します。
喫煙者で禁煙をしたいと思っている人は、ぜひ、最後までご覧ください。
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喫煙は些細なことで始まり、やめられなくなる
私は予備校時代に初めてタバコを吸いました。
理由は、たまたま下宿先に来た友達から勧められ、何も考えずに1本のタバコを咥えてしまったことから始まりました。
本当に単なる好奇心から吸い始めたのですが、それから25年もの間、多い時には1日1箱を吸っていた時期もあり、中々やめることができませんでした。
タバコの値段も、当初は170円ぐらいでしたが、段々と値上がりしていき、私がタバコをやめた頃(44歳)には300円ほどになっていました。
今(2023年3月)は1箱580円なので、1日1箱吸うと年間211,700円の出費となります。
私が試した禁煙(節煙)方法の効果や失敗事例を紹介
ピーク時で1日1箱吸っていたタバコですが、結婚後に子供が生まれたことをきっかけに妻からの冷たい視線が大きくなり、何度か禁煙(節煙)を試みました。
その結果、本数を3分の2まで減らすことができましたので、失敗例も含めて紹介します。
禁煙パイポで節煙に挑戦して失敗
私が大学生の頃に流行ったコマーシャルに「禁煙パイポ」がありました。
私が就職して最初の職場の上司(課長さん)は、この禁煙パイポを口に咥えて仕事をしていました。
3年後に退職されましたが、タバコを吸っている姿を見たことがなかったので、禁煙効果があるのかなと思っていました。
そこで、我が家に初めて子供が生まれたことをきっかけに「禁煙パイポ」を買ってきて禁煙(節煙)に挑戦しました。
しかし、私の場合はタバコを吸った後、すぐに禁煙パイポを咥えていたものですから、結局、タバコを吸う間隔も本数も変わらず、禁煙(節煙)は失敗に終わりました。
本来は、タバコが吸いたくなったら禁煙パイポを咥えることで、本数を減らしていく必要があったのですが、私はできませんでした。
また職場の上司(課長さん)も、四六時中、禁煙パイポを咥えていたので、禁煙することができたのではないでしょうか。
あめ玉で節煙に挑戦!「おでき」を作るも節煙に成功
次に挑戦した禁煙(節煙)方法は、「あめ玉」を舐めることでした。
今回は、禁煙パイポの反省から、タバコを吸いたくなったらあめ玉を舐めるようにした結果、タバコの本数を3分の2に減らすことができ、節煙することができました。
但し、困ったことが起きてしまいました。
お尻に「おでき」ができてしまい、日に日に大きくなってしまったものですから、皮膚科に行って切除することになってしまいました。
糖分の取り過ぎかどうかは分かりませんが、変わったことはするべきではないなと思いました。
「おでき」の切除後は、あめ玉を舐めることがなくなりましたが、それでも、タバコの量は変わらず12、3本のままでしたので、減煙には成功しました。
喫煙場所が減って禁煙を決意する
妻の冷たい視線から節煙に成功した私ですが、家庭以外でも喫煙者にとって肩身の狭い時代が到来したことをきっかけに禁煙を決意するに至りました。
そこで、これまでの喫煙環境の変化を公共交通機関、家庭、職場に分けて整理してみました。
公共交通機関でのタバコの喫煙事情の変化
県庁で勤務をしていた時は、月に1回は県外に出張するため、飛行機や電車などを利用していました。
その当時、喫煙者の皆さんは、たぶん考えることは一緒だと思うのですが、空港や電車の駅に着くと、一番先にすることは喫煙場所を探すことでした。
昔は、飛行機や電車の中にも灰皿があったので、周りを気にすることなくスパスパとタバコを吸っていました。
しかし、2003年(平成15年)の健康増進法の施行以降は、段々とタバコが吸える場所が減少していきました。
そのため、出張すると、まずはタバコを吸える場所を確認しないと落ち着かないようになっていました。
次第に、タバコを吸える場所がなくなるという恐怖心もあって、早めにやめるべきだなと思うようになりました。
我が家でのタバコの喫煙事情の変化
結婚当初、我が家では、リビングに灰皿があってタバコを吸っていました。
しかし、子供ができたことを契機に、妻からは部屋の中では吸わないように言われました。
そのため、換気扇の下かベランダでタバコを吸うようになりました。
俗にいう「蛍族」の仲間入りをすることになりました。
それでも、たまに窓が開いていたり、換気扇の風力が弱いと、妻から「臭い!臭い!」と煙たがれるようになってきましたので、節煙ではなく禁煙を決意しないといけないと思うようになりました。
職場でのタバコの喫煙事情の変化
健康増進法の施行で受動喫煙の措置が講じられるようになりました。
はじめは、公共交通機関や公共施設などで分煙化が進められ、私の県でも庁舎の各階ロビーに仕切りと換気扇を付け、そこでしかタバコを吸うことができなくなりました。
それでも当初は、「ノミニュケーションが大事だ!」と言っては、勇んでタバコを吸いに行っていました。
上司にも喫煙者が多かったため、難しい案件も喫煙場所で説明すると、すんなり通ることもありました。
しかし、年度が替わった最初の4月1日のことです。
喫煙場所が2~3階に1か所と、さらに減ってしまったことから、1、2平方メートルの中に大勢の喫煙者がノミュニケーションをするようになりました。
ここまでくると、「ノミニュケーション」ができる環境ではなく、タバコを吸いながら本当に情けなくなってきました。
この時私は、本気でタバコを止めようと、心の中で決意するのでした。
禁煙を開始する2か月前のことです。
なお、この時の喫煙本数は、あめ玉での節煙効果もあって、2日で1箱まで減っていたので、禁煙を決意することができたのではないかと思います。
ヘビースモーカーの人は、ある程度節煙ができた段階で禁煙に臨まれることをお勧めします。
私の禁煙成功事例を公開
私の場合、心の中での決意表明から2か月目に禁煙を開始しました。
やはり、いきなり禁煙を初めても失敗すると思いましたので、段階を踏んで禁煙をスタートすることにしました。
私の禁煙に至るまでのプロセスを順を追って紹介していきます。
実践①~禁煙は難しいという固定観念を取り去る(禁煙2か月前~)
禁煙と言ってもいきなり初めても過去の節煙で失敗もしているため、まずはどうすれば禁煙できるかを考えました。
そこで、参考にしたのが「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」という本です。
今ではマンガになってさらに読みやすくなっていますので、一度読んで見られることをお勧めします。
詳細は本を読んでいただければと思いますが、要点は次の3つです。
- タバコが吸いたくなるのはニコチン中毒になっているため
- 禁断症状は3週間我慢すればなくなる
- タバコではストレス解消にはならない
順番に説明していきますね。
タバコが吸いたくなるのは「ニコチン中毒」になっているため
「中毒」という言葉は、喫煙者としてはあえて避けていた言葉でした。
また、ニコチンは麻薬と同様に中毒性が高いことも分かりました。
禁断症状から抜け出すため、タバコを吸う理由をいろいろと考えてしまうということも理解することができました。
タバコがおいしいから吸いたくなるのではない、中毒なんだということを頭に叩き込むことが大切です。
禁断症状は3週間我慢すればなくなる
これは、とても意外に感じました。
禁煙するためには何か月も苦しい思いをしないといけないと思っていました。
しかし、3週間我慢するだけで禁煙ができるのであれば、我慢できるかもしれないと思うようになりました。
タバコではストレス解消にはならない
これまでは、仕事でイライラするためにタバコを吸ってストレスを解消しているのだと錯覚していました。
実際には、ニコチンが切れたため、中毒症状が起きてイライラする。
このイライラ(ストレス)を解消するため、タバコを吸ってニコチンを体内に入れて、中毒症状を抑えているというのが真実だということが分かりました。
ニコチンが切れてストレスになる以外にも、今ではタバコを吸う場所を探さないといけません。
それだけでも、ストレスになるのではないかと思っています。
実践②~プチ禁煙で「タバコはまずい」という概念を植え付ける(禁煙1か月半前~)
タバコを吸ってしまうメカニズムが理解できたことで、禁煙に挑戦する気持ちが高まってきましたが、まだまだ不安が募っていました。
そこで実践したのが、「プチ禁煙」です。
皆さんは、「朝起きて最初に吸うタバコの味」をじっくり味わったことがありますか?
よく寝起きの一服はおいしいということがありますが、寝ている間にニコチンが切れたことによる錯覚ではないかと思っています。
それが証拠に、寝起きのタバコを我慢して、午前10時の休憩時間に初めてタバコを吸うと、逆にまずく感じることが分かりました。
全ての人が同じかどうか分かりませんが、試してみる価値はあると思います。
そのため、朝10時まで禁煙をして、その後の1本目の「タバコがまずい」という味を十分に味わって頭にたたきこむことを、1か月半の間、毎日実践しました。
つまり、毎日、「タバコの味は「まずい」ものだ」と思いながら吸っていました。
その結果、タバコの本数は2日1箱から3日に1箱にまで減少することができました。
実践③~禁煙を始める日を決める(禁煙1か月前)
実践②を開始して2週間ほどすると、「タバコはまずい」と思えるようになったものですから、禁煙日を決める決意をしました。
ちょうど、5月31日の「世界禁煙デー」が1か月後に迫ったゴールデンウィークに禁煙を決意します。
実践④~禁煙開始!(禁煙開始~3週間)
1か月以上、毎朝10時まで禁煙し、その後は「タバコはまずい」と思いながらタバコを吸っていました。
そのため、5月31日の禁煙開始当日も、10時になっても喫煙所に行くこともなく、初日の禁煙をクリアーすることができました。
後は、これを続けていくだけなのです。
当然、タバコが吸いたくなりますが
- これはニコチン中毒が原因で吸いたくなる。
- 吸ってもまずいだけである。
- 3週間我慢すれば中毒症状がなくなる。
と、自分に言い聞かせて、タバコを吸わない生活を想像していました。
実践④~禁煙に成功!(禁煙開始から3週間後の変化)
「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー【楽天】」に書いてあるとおり、3週間もの間タバコを吸わない生活を続けていくと、タバコが吸いたいという気持ちがなくなっていることに気が付きます。
ここまでくると、禁煙に成功したと実感することができました。
その頃、妻が「最近タバコは吸ってないの」と言ってきました。
そうなんです。
私は妻だけでなく職場の人にも「禁煙宣言」をしていなかったものですから、妻が不思議に思って聞いてきたのが3週間を過ぎた頃でした。
「禁煙宣言」をすると自分を追い込んでしまい、「禁煙」が辛いものになると思ったわけです。
禁煙することがつらい、苦しいものではなく、喫煙していない生活の方が楽なんだと自分に言い聞かせていました。
本来、タバコを吸わない生活はラクな生活であり、喫煙場所を探さなくてもいいわけです。
食べるものもおいしく感じられる喫煙前の楽しい生活に戻るだけだと言い聞かせながら3週間、禁煙を続けた結果、禁断症状からも解放されました。
禁煙成功後の注意点~タバコからの誘惑に負けないコツ!
禁煙に成功してもタバコの誘惑はなくなりません。
再び喫煙生活に逆戻りしないためにも、次の点に注意して生活されることをお勧めします。
1本だけなら吸っても大丈夫だろうと思ってタバコを咥えない
私の場合、禁煙後1か月経過したころに職場で懇親会が開催されました。
当時は、居酒屋の座席のテーブルには灰皿が置かれていまして、当然、喫煙者はタバコを吸うわけです。
私も、久々に漂う煙が懐かしく感じてしまいました。
ただ、ここで注意が必要です。
もう大丈夫だと思ってタバコを1本吸ってみることだけはやめましょう。
禁煙後は、「1本ぐらいいいかな」と思う場面がよくありますが、1本吸ってしまったがために喫煙を再開した人が多いことを忘れないでください。
家の中から灰皿やライターをすべて処分する
とにかく、タバコを吸ってしまう環境をなくすことが肝心です。
夫婦喧嘩をしてむしゃくしゃすることもありますし、仕事で嫌なこともあります。
以前だとタバコを吸って気分を紛らわすことをしていたでしょうから、いつ何時、タバコをくわえて火をつけてしまうかもしれません。
そこで、タバコを吸うハードルを高くするため、家の中にある灰皿やライターをすべて処分しましょう!
吸いたくなってタバコを買ったとしても、ライターと灰皿がないとタバコを吸うことができません。
それだけでも、喫煙を阻止することができます。
「タバコはまずい」という固定観念を忘れない
禁煙をしてしばらくすると、タバコを吸っていた時のことが懐かしく思うようになります。
このような気持ちが起きた場合は、朝10時の「まずかったタバコ」を想像することをお勧めします。
タバコが「なつかしいもの」から「いや~なもの」に替わります。
「タバコを1本吸うとニコチン中毒によってまた吸いたくなる」ということを忘れないでください。
まとめ:禁煙は難しいという概念を払拭して3週間の禁煙しよう
喫煙者は、「禁煙は難しいもの」と思っている人が大半だと思います。
しかし、禁煙は決して難しいものではなく、ニコチンが切れてしまう3週間を乗り切ることができれば、禁煙は必ず成功します。
私も25年吸っていたタバコを止めることができました。
そのためには、タバコが吸いたくなる本当の原因を理解することが大切です。
つまり、
- タバコが吸いたくなるのはニコチン中毒になっているため
- 禁断症状は3週間我慢すればなくなる
- タバコではストレス解消にはならない
ということです。
また、禁煙を開始する前に、朝10時まで禁煙した後に吸うタバコが「まずい」と頭に叩き込むことで、本来の「タバコがない生活」を想像していくことも大切です。
禁煙者の方が禁煙に成功され、「タバコの煙」から解放され、健康な生活、タバコの喫煙所の場所を探さなくてもいい生活をぜひ、獲得してください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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